朝目覚めると、すでに外ではセミの大合唱。「夏」を感じる瞬間です。
夏のわずかな時間を成虫として過ごし、メスを呼び寄せるためにオスだけが鳴くセミの世界。
住宅街の中でも庭木のある家があるおかげでセミの音を聞くことができるわけで、マンション暮らしの私にとってはありがたい限り。
朝だけはセミの音をBGMに、パソコンに向かっています。
そして「虫」といえば、この2週間、格闘してきたのがコバエ。
仕事場がキッチン横のダイニングテーブルということもあって、せわしなく飛び回るコバエが否応なく目に入ります。
その度、止まった瞬間を狙ってパタン。
しかし、敵もなかなかに俊敏で、滅多に捕らえられません。
まるで私の動体視力を鍛えるために存在しているのでは…と思うほど、巧みに指の間をすり抜け、パタン、パタンの繰り返し。
しかも、コバエの発生がエンドレス…。
さすがにこれではいたちごっこに過ぎないと悟り、本格的な撲滅作戦に乗り出しました。
作戦その1「めんつゆトラップ」
まずはコバエが吸い寄せられる素を作ろうと、ネット情報を参考に始めたのが「めんつゆトラップ」。
めんつゆを5倍の水で薄め、洗剤を数滴垂らすだけ。
めんつゆの甘い香りに誘われ、ふらっと着水してみたら、洗剤のぬめりで身動きできなくなる、という仕掛けです。
でも待つこと数日、わが家のコバエたちはなかなか、めんつゆの罠に引っかかりません。
薄め方が悪かったのか、失敗に終わりました。
作戦その2 甘い食品を冷蔵庫へ
続いて取り掛かったのは、常温保存の食品類の見直し。
一般的にキッチン周りでコバエといわれるのは「ショウジョウバエ」や「ノミバエ」ですが、生ゴミや腐ったものを好み、中でも甘い香りのする果物、ジャガイモや玉ねぎといった野菜類、みりんなどの調味料関係も好むんだそう。
そこで、これまで常温保存にしていたバナナや玉ねぎ、ジャガイモ、そしてみりんや甘めのしょうゆ類も全て冷蔵庫に格納することにしました。
さすがに一升瓶の料理酒と梅酒、焼酎は冷蔵庫に格納できなかったので、蓋の部分を頑丈にラップで補強。
作戦その3 「生ごみ一掃作戦」
そして常温保存の食品の見直しと同時に取り組んだのが、「生ごみ一掃作戦」です。
通常、私が生ごみ入れとして使っているのは、山崎実業の「ポリ袋エコホルダー タワー ホワイト」 。
これにポリ袋を被せ、野菜の切れ端などを切ったら、さっと入れられるようにしています。
いつもなら、ポリ袋に生ごみがたっぷり溜まってから袋を閉じるんですが…。
生ごみを入れたらすぐに袋を閉じ、生ごみをキッチンに放置しない作戦に変更。
もちろん、シンクの排水口の網にたまる生ごみも放置しせず、このポリ袋に入れてすぐに密閉します。
すると…。
日を追うごとにコバエを追いかける回数が減っていき、一昨日はコバエを2匹確保。
そして昨日は、コバエに1匹も遭遇しなかったんです。
もしかして、2週間でコバエ撃退に成功⁉︎
コバエを目にしないだけで、仕事中も料理中もイライラが減り、気分のいいことったら!
敵の習性を知って策を練る。
この2週間で生ごみを放置せず、密閉を徹底することが一番の近道だと思い知りました。
しかも、いろいろな食品類を格納したおかげで、キッチンがすっきりし、一石二鳥。
どうかこのまま、うまくいきますように…。