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3種のカレーで五感を刺激! スパイスカレー専門店「17ZUMA」

前回の「かごじょプレス」で紹介したスパイスカレー大好き女子・浜田朝美さんが衝撃を受けたのは、鹿児島市荒田にあるスパイスカレー専門店「17ZUMA(イナズマ)」のカレー。

昨年11月、鹿児島大学のすぐ近くにオープンして以来、11時30分の営業開始と同時に限定30食のカレーが瞬く間に売り切れるほどの人気店です。

この日、朝美さんと一緒に出かけて味わったのは、3種の合いがけカレー1000円。

週ごとに具材も味も全く異なる3種類のカレーが登場し、この3種をワンプレートでいただくのが合いがけ。

3種のカレーはどれもスパイシーながら、うま味と辛味が絶妙なバランスで異なり、スプーンをどこに入れるかで全く違う味を楽しめるのが特徴です。

一口味わうごとにカレーの奥に広がる世界に想像を膨らませる朝美さん。昨年12月に初めて食べたのを機に、何度も足を運んでいます。

それまでルーのカレーしか知らなかったので、カレーの概念を打ち崩すような斬新さに衝撃を受けたんです。どのカレーも辛いんですが、チリの辛さとは違ってスパイスや出汁で化学反応が起きている感じ。食べるたびにインスピレーションをもらえるんですよね」

鹿児島のカレー界に新風!

「17ZUMA」の店主・高橋寿治さんは長年、関西エリアを中心にさまざまなジャンルの飲食店を経営し、スイーツのメニュー開発なども手がけてきた凄腕料理人。

2年前、結婚を機に鹿児島に移住し、スパイスカレー専門店をオープンさせました。

「本当は大阪でもカレー屋さんをやりたかったんだけど、後輩たちが大勢カレー屋をやってることもあって、あえて手を出さなかったんです。幸い、鹿児島では何のしがらみもないのでカレー屋を始めました」

30食限定にしたのも、利益を求めるのではなく、自分の作りたいカレーを妥協することなく追求したかったから。

「元々、フレンチと和食の世界に長くいたので、昆布やしいたけ、干しエビで出汁をとって和のイメージで仕上げていきます。スパイスをガツンと効かせたカレーが好きな人には物足りないかもしれないけど、3種類のカレーの味が重ならないように作っているので、来た人がうわあ!と驚いてくれたらうれしいんです」

「鹿児島で食の新たな楽しみ方を提案していきたい」とスパイスカレー専門店を皮切りに、今年5月には麻婆豆腐専門店をオープンさせ、さらなる構想も計画中の高橋さん。

そんなエネルギッシュな高橋さんの生み出すカレーだからこそ、「今週はどんな味?」とまた足を運びたくなるー。一皿食べてそう実感しました。

ちなみに、一度食べてみたいという方へ。

1日30食限定で30分あまりで昼の部終了ということも多いので、開店時間に合わせて行くのがオススメです。

17ZUMA(イナズマ)
鹿児島市荒田2丁目24-14
☎︎099・296・8470
11時30分〜14時30分
17時〜23時(金曜のみ)
月曜休
Instagram ⇨ha_ru2567
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