今日から7月。早いもので2020年も折り返しですね。
2020年の上半期はコロナ一色。新型のウイルスとどう共存し、人と人とがソーシャルディスタンスをどう保ちながら生活していくのか、正解が見えない中で模索の連続でした。
でも、人と人との物理的距離は離れたけれど、心のつながりや「応援〜エール〜」に新しい形が生まれたのはすごくいいこと。
この数か月でさまざまなクラウドファンディングが生まれていますが、私のイチオシが今日、7月1日から利用開始となります。
それが「#霧島エール飯」。
霧島商工会議所・霧島市商工会・霧島市が新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた霧島市内の飲食店を支援しようと始めたクラウドファンディングです。
6月5日までの約1カ月間の申し込みで目標支援額の300万円をはるかに超え、1443人から総額 2948万3500円の支援が集まりました。
「1000円支援すると、1200円分の食事券として利用可能」というシンプルな形ですが、私がいいなと思うのは「クラウドファンディングに参加した114店舗のどのお店でも使えます」ではなく、利用できるお店を選んで申し込み、購入した食事券はそのお店のみで使えること。
つまり、お気に入りのお店を直接応援できる仕組みなんです。
直接応援なら
応援する側も、される側も嬉しい
例えば、私が42.195Kmのフルマラソンの大会で走っている時、沿道から「みんな頑張れ〜」と応援されるのは、もちろん嬉しい。
でも、わざわざ自分のことを今か今かと待ってくれて、「内村さん、頑張って〜!」と直接名前を呼んで応援してもらうと、さらに何倍も元気が出て頑張れる。応援した人だって「沿道でずっと待ってた甲斐があった!」と思うはず。
「#霧島エール便」もその心境に近いと思うんです。
「withコロナ」の時代、まずは自分のお気に入りのお店が営業を継続できるように応援する
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直接指名で応援されたお店は「こんなに多くの人が自分のお店を応援してくれるんだったら、頑張ろう」と目に見える形の応援に勇気が湧く
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結果、頑張るお店が街のあちこちで営業を続けることが、街全体の輝きにつながるー。
きっと、直接応援のスタイルだったからこそ支援の輪がこんなにも広がったんだと思います。
先日、わが家にも「#霧島エール飯」の食事券が届きました。
利用は7月1日〜11月30日の5カ月間。チケットの裏にはオススメの使い方として3つ紹介されています。
- お店に行ったことがない人へプレゼント
- みんなチケットを持っている時はあえて使わない
- 応援と考えて記念に取っておく
なるほど。「応援」と考えれば、利用せずに「応援と考えて記念に取っておく」、これも一つの手なんですね。
でも私は応援したいお店に足を運んでチケットを使ってお店の味を楽しみ、いつもより1品でも2品でも多く注文して「美味しかった!」の言葉とともに応援する道を選びたい。
2020年下半期、応援する側も応援される側も元気になれるアイデアをみんなでシェアしながら進んでいきたいですね。