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二ツ目に昇進した三遊亭あら馬さん、いよいよ鹿児島で待望の落語会!

早いものであと数日で師走。何かと慌ただしい毎日が始まりますが、12月のスケジュール帳にずっと前から書き込んでいる予定があります。

そう! 12月5日、サンエールかごしまで開催される「三遊亭あら馬地元鹿児島落語会」です。

三遊亭あら馬さんといえば、鹿児島初の女性落語家として今年5月、4年間の前座修業を経て二ツ目に昇進したばかり。

二ツ目昇進直前の3月には、あら馬さんが鹿児島での落語会に出演した際にお会いし、記事「鹿児島初の女性落語家・三遊亭あら馬さん、5月に二ツ目昇進!」で紹介しました。

元々落語好きの私としては5月、新宿末廣亭での二ツ目お披露興行も取材したかったのですが、当時は東京はじめ全国各地で緊急事態宣言の真っ最中。

東京に行けば、その後最低2週間は在宅リモートで仕事をしなければならない、ということで泣く泣く断念。以来、12月の鹿児島でのお披露目落語会を楽しみにしてきたのでした。

ところが、この落語会、決して簡単に実現にこぎつけられたわけではありません。

先天性胆道閉鎖症を患い、闘病生活を続けてきたあら馬さん。肝臓の数値が急激に悪化したことから10月に入院し、生体肝移植に臨んだのです。

「12月5日の鹿児島での落語会に何としてでも間に合わせてください!」

医療スタッフに懇願し、持ち前のド根性魂で入院生活を続けるあら馬さんは、夏から始めたアメブロ「ママのち落語時々闘病」でその様子を日々発信。

笑いあり、涙あり。というか、どんなに大変で辛いことも笑いに昇華させて毒舌トークを繰り広げるあら馬さんのブログを読んでいると、もうこっちまであら馬さんと一心同体の気分。

このブログのおかげで「どうか無事退院し、鹿児島での落語会を開催できますように!」と願い続けたあら馬ファンは全国に広まったに違いありません。

こうして願いかなって11月19日に退院。

入院中のあら馬さんに代わり、東京の自宅でお孫さんのお世話を担っていたあら馬さんの母・竹之内みどりさんから、落語会のチラシも届きました。

前座修業中も「鹿児島の人たちに寄席の楽しさを伝えたい」と毎年1回、報告会と題して地元でイベントを続けてきたあら馬さん。4回目の今回、自身の名前を冠につけた初の落語会となります。

12月5日(日)の14時〜、鹿児島市のサンエールかごしまで開催。あら馬さんの師匠・三遊亭とん馬さんも出演し、にぎやかな落語会になりそうです。

ちなみに、後援会の事務局長を務めるみどりさんによると、今からでもチケットは入手可能だそう。

生体肝移植を乗り越え、さらにパワーアップしたあら馬さんの落語を楽しむ絶好のチャンス。ぜひ一緒に楽しみましょう!

【三遊亭あら馬 鹿児島後援会事務局】
☎︎090・5020・4446
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