「天文館で撮影したい場所があるので、撮影を手伝ってもらえませんか」と浮遊がーるさんに誘われ、浮遊の瞬間を捉えたのがこの写真。
うっとりするほど軽やか。まるで背中に羽が生えているかのように、ふんわり浮いてます!
実はシャッターを切ることに一生懸命で、浮く瞬間は目視ではよく分からなかったのですが、写真のふわりと浮く姿にびっくり。
さすが浮遊歴5年。そしてこの後、浮遊がーるさんの「斜め浮遊」のすごさを改めて知ることになったのです。
壁面アートに溶け込んで浮く⁉︎
場所は天文館通電停近く、タカプラ跡地前のアーケード入口。
工事現場の仕切り板に描かれたアートの前で撮影です。
大勢の人が行き交う場所なので、一瞬の隙間を狙っての撮影。それだけでも難易度高めですが、浮遊がーるさんに浮く際のポイントを教えてもらいました。
- 足はアキレス腱伸ばしのポーズ。上半身は背筋を伸ばし、前傾姿勢でぴょ〜んと上に浮く
- 腕は少し曲げ、手は開いて脱力感を出す
- 浮いている最中、足首を伸ばしてバレリーナのような足元を意識する
この3つを意識すると、こんな風に浮遊できるそう。
「自然と浮いているように見せるには体のパーツの角度が大切です。特に足の向きが重要で、後ろに伸ばすイメージで浮くと空中をふわ〜っと漂っているように見えるんです。バレリーナになったつもりで浮くといいですよ」
上半身の程よい斜め感と足の角度で浮遊感が増すんですね。
さて、納得の写真が撮れた浮遊がーるさんに「じゃあ、今度は由美子さんが浮いてみましょう」と言われた私。「せっかくのチャンスだし…」と同じ条件で挑戦することにしました。
ところが…。
コツを教えてもらったというのに、ただ浮いただけで足元も着地モード。体のいろんなパーツに意識を集中させて浮くってこんなに難しいんだと痛感しました…。
パーツに全集中して再挑戦!
さすがに大勢の人が行き交う場所では何度も挑戦できず、4回目の挑戦で撮れたのがこちら。
ん〜、動きはぎこちないけれど、最初の写真に比べると少しは浮遊感が生まれたような…。
実際、斜めに浮遊してみると「手足の先まで集中して浮くことで体幹が鍛えられ、浮遊写真を撮るようになって体も丈夫になった」という浮遊がーるさんの話に納得でした。
確かに浮遊撮影で体幹、鍛えられます!
ちなみに、浮遊がーるさんは同じ場所でこんなショットも撮影。待ち合わせしている最中についつい浮いちゃったようで…。
「最初の頃はいかに浮いているように見えるかを考えるので精一杯。でも今は一枚の写真を通して、いろんな方が妄想をかき立てて楽しんでもらえる写真を撮りたいと思うようになりました」という浮遊がーるさん。
撮影する場所に合わせてストーリーを考え、「足の動き、もっと自然にしたいな」「バッグの持ち方を変えてみようかな」と妄想を形にしていく様子はすごく楽しそうで、一緒にいる私までわくわく!
おかげで私も今回の一枚で諦めず、浮遊撮影を続けてみたいな、と思えました。
まずは自分が浮いているイメージづくりから。浮遊がーるさんの写真で妄想を膨らませていきましょうか。
(Instagram⇨floating_girl_japan)