「マスクで話しづらい…」を解消する方法って?

「with コロナ」の時代、打ち合わせでも取材でも忘れてはならないのが「マスク」。特に初対面の方と会う時は最重要アイテムです。

でもこれが結構大変。先日も初対面の方との打ち合わせが立て続けに3つあり、一日中マスクをして話をしていたら、夕方、全てが終わった頃には疲労困憊。

「あれ、自粛生活でこんなに体力がなくなった?」と思いましたが、これはやっぱりマスクのせい。

マスクをしていると声がこもるので、知らず知らずのうちに声を大きく出そうと無理をしてしまうんですよね。しかも顔の半分が隠れて表情が見えづらいから、いつも以上に気を遣って話してる…。

「これはどうにかしなくちゃ」ということで相談したのは、フリーアナウンサーで話し方や接遇マナーの講師としても活躍する福元直子さんです。

ポイントは3つ
しっかり!はっきり!ゆっくり!

「昔だったら『初対面の方にお会いする時、マスクをしていると失礼だからマスクを取りなさい』と言われていたのに、今は真逆。しかもマスクをした途端、あうんの呼吸で話せなくなるのできついですよね」と福元さん。

そんな福元さんが人前で話す時に心がけている3つのポイントを教えてくれました。

  1. しっかり!
    目を見る、うなずく、などのアイコンタクトをしっかり
  2. はっきり!
    話し始めと話し終わりをはっきり
  3. ゆっくり!
    話すスピードもうなずきもゆっくり

「特に、2つ目の『はっきり』が大切。マスクをしているといつ話し始めたのか、いつ話し終わったのか分かりづらいですよね。だからこそ、最初と最後をはっきり話すことが大切です。さらに話の流れを変える時の「でも」「ただ」「ところで」といった接続詞をはっきり言うようにすると、もっと伝わりやすくなりますよ

なるほど! 「相手に伝わっているかな?」と不安になると、ついつい言葉を重ねて早口になりがちですが、マスクをしている時こそ「焦らずゆっくり」「強調したいことは2回はっきり言う」くらいの気持ちが大切ってことですね。

マスクの時こそ
前髪と目元にこだわる!

続いて、下の2つの写真を見比べてみて!

違い、一目瞭然ですよね。

前髪を上げて耳も見せるだけで顔の見える面積がかなり広くなり、明るい印象。しかも目が笑っているか笑っていないかで、同じ福元さんなのにこんなに違います。

「マスク生活では目で微笑むことができるかどうかが鍵になるんですが、『目で笑いなさい』と言われてもなかなかできません。時々、頰骨の下のあたりを指で押してほぐすと目元が緩み、少しずつ目で微笑むことができるようになりますよ

頰骨のあたりを指でトントン。このセルフマッサージはリラックス効果もあって一石二鳥ですね。

ただ、前髪を上げることについては、私は以前からなぜか抵抗があって、前髪を上げられないタイプ。それだけにおでこ全開は無理なんですが、マスクがあれば、おでこ半開くらいはいけるかも?

今週もマスク生活が続きますが、「しっかり」「はっきり」「ゆっくり」と「おでこ半開」で乗り切りましょう!