お守りはいくつあってもいい。春の一冊「1日1分! 仕事のお守り」

春は転勤シーズン。

「今年は夫の転勤がなくてよかった〜!」
「娘夫婦の転勤が決まって、引っ越しの手伝いで大変です」

などなど、最近、転勤にまつわる悲喜こもごもの声を聞く機会が増えてきましたが、皆さんの周りではどうでしょう?

これまで転勤を経験したことのない私は、一瞬で職場環境ががらりと変わることにワクワク感を感じたり、引っ越しで断捨離が進みそう…と憧れたりもするのですが、直面するご本人とご家族は大変ですよね。

そして、転勤だけでなく、新しい仕事に挑戦したり、部署移動でそれまでとは異なる環境で働くことになったり…と春は大なり小なり働く環境が変わる方も多いと思います。

そんな新しい環境での新生活で持っておきたいのが「心のお守り」。

先日、心のお守りにぴったりの本を見つけました。

「1日1分!企業のお守り」(編=ミシマ社、発行=リクルートコミュニケーションズ)。

仕事をする時に感じる不安やもやもやについて、温かなお守り言葉で背中を押してくれる珠玉の一冊です。

シンプルなQ&Aで心ほっこり!

この本では仕事をしていて「ちょっとしんどいなぁ…」と感じる50のお悩みについて、お守り言葉が並びます。

例えば「誰からも認められない気がします」というお悩みについては…。

人はバトンを渡すために生きている。

「挑戦したいことがありますが、失敗を考えると勇気が出ません」というお悩みについては…。

挑戦した不成功者には再挑戦者という新たな輝きがもたらされる。

この他にも「同僚のミスに足を引っ張られます」「まったく興味がない仕事の部署に配属されました」といった、自分一人では八方塞がりになってしまいそうなお悩みについても、「なるほど、そう考えると心が晴れるかも」と思えるお守りが添えられているんです。

私は仕事柄、人材育成コーディネーターとして企業で働く女性社員の方と関わることが多いのですが、毎日生き生きと働けるかどうかの境界線は、自分が今ここにいる理由を見いだせているかどうか次第。

自分が今どんなバトンを持って仕事をしているかを客観視できていれば、難題に直面しても「楽しく」向き合い、ピンチをチャンスに変えられると感じています。

ピンチを感じた時に心と体を温めてくれる「仕事のお守り」。
私も一つずつ増やしてこの春、次なるステージに進んでいきたいと思います。

皆さんのお仕事もうまくいきますようにー。