端っこ万歳!「まるはち」のふくれ菓子を頬張る至福のひととき

カットしたロールケーキを選ぶ時も端っこ狙い。
とんかつだって、お肉がたっぷり詰まった真ん中よりも端っこが好き。

形は少々不格好でも、中央部分より「端っこ」の方が味わい深く感じられて、端っこグルメに心惹かれることが多いんですが、皆さんはどうでしょう?

そんな端っこ好きが時々無性に食べたくなるのが、鹿児島市金生町にある「まるはち ふくれ菓子店」の詰め合わせです。

ふくれ菓子は砂糖、小麦粉、卵などを混ぜ、蒸し器でふっくら蒸しあげた、鹿児島に古くから伝わる郷土菓子。

「まるはち」では商品用にカットする際に生じた切れっ端を「詰め合わせ」(450円)として販売しています。

不揃い具合も、いろんな味が混ざっているミックス具合も、ボリュームも抜群。そして店頭にいつも並ぶわけではないレア感もいいんですよね。

先日もオープンと同時に入店すると、「詰め合わせ」を見つけて一安心。抹茶のふくれ菓子(410円)とともに購入しました。

昔懐かしい家庭の味をたっぷり!

今から半世紀前、私が子どもの頃はそれぞれの家でおばあちゃんたちがふくれ菓子を手作りしてくれたものでした。

私にとって、ふくれ菓子は祖母の笑顔が浮かぶ昔懐かしい味。

まるはちのふくれ菓子はどの家庭でも食べられていた素朴な味を再現しつつ、ふんわり、しっとりした食感が絶妙で、今回も一人で1パックをぺろりといただきました。

端っこ万歳! 鹿児島のレトロな素朴菓子はお茶請けにイチオシです。