「withコロナ」をリアルに感じる暮らしの中で…。

7月に入って以来、大規模なクラスターの発生で新型コロナウイルスの感染者が急激に増えた鹿児島県。6月末まで11人と低く抑えられていた感染者数は7月11日現在、137人に上ります。

飲食店の方に話を聞くと、「7月に入った途端、夜のお客さんの動きがぱったり止まってしまった」と口をそろえて言います。そして「鹿児島の人は真面目なんですよね」とも。

確かに鹿児島に住んでいると、自分のことより周りの人のことを優先しがちな県民性、感じることがあります。

その県民性が、何か困っている人がいると放っておけず、「大丈夫?」と声をかける優しさになることもあれば、「周りの人にできるだけ迷惑をかけたくない」と自粛モードの強まりにもなる。

6月まで「with コロナ」時代の新しい日常について考えていたつもりでいたけれど、今思えば、ウイルスは鹿児島からはるかに遠いところにあり、「鹿児島だけは大丈夫」と思い込んで随分のんびり構えていたんだ、と気づかされました。

突然、身近にウイルスがある暮らしが始まり、緊張感だけではない、重苦しい空気に支配されている感覚。

ほぼ同じタイミングで梅雨空が続き、九州各地で甚大な災害が起きてしまったことも関係したのでしょう。私たち一人ひとりの思いだけではどうにもならない不可抗力を前に、元気だけが取り柄の私もここ数日、体調を崩してしまいました。

熱があるわけではないのに、体のどこからも、力が湧いてこない状態。

滅多に体調を崩すことがないためか、元気がなくなった途端、あたふたするんですよね。
「やばい、この体調の悪さって何が原因?」

でも、いったん、体にエンプティーマークがついた以上、休むしかありません。

お粥を食べて胃腸を休め、昼間もできるだけ体を休めました。

心も体もほぐしながら、3日目になってようやく少しずつ元気が戻ってきました。

皆さんの体調はいかがですか?

こんな時期だからこそ、心と体の小さな悲鳴に耳を傾けて無理しないことが大切。

時々は肩の力を抜いて深呼吸、ですね。